SMA を開設するリテール投資家に対して当社が課す手数料の種類や金額、またその支払頻度は、クライアントごとに個別に交渉のうえ決定されます。/または優先リターンまたはアウトパフォーマンスの対象となる場合があります。また、固定料金の取り決めを締結する場合があります。

 

手数料は通常、投資家による出資約束額（未払資本や留保資本を含む場合があります）、または投資・コミットされた資産の原価または評価額に基づいて算定され、毎月または四半期ごとに、前払または後払でお支払いいただく 形態となります。

 

場合によっては、手数料に 成功報酬（パフォーマンス・フィー） が含まれることがあり、これは資本増価額または利益の一定割合に基づき算定されます。この場合、高値更新条項（ハイウォーターマーク）や優先利回り、または特定のベンチマーク利回りの超過達成が条件となることがあります。また、固定報酬契約を締結する場合もあります。

 

SMA がアンダーライング・ファンドに投資する場合、通常、当該ファンドの組成費用、募集費用、投資費用、運営費用（税金その他類似費用、借入に伴う利息、ブローカレッジおよびその他の取引コスト、ファンドの運用者に支払われる手数料・経費・成果報酬、その他特別費用を含む）に応じた持分負担が発生します。

 

ほとんどの SMA には 二重の手数料構造（SMA レベルおよびアンダーライング・ファンドレベル） が適用され、その結果、単一の運用者の指示に従って金融商品に直接投資・取引する口座と比べて、費用対資本比率が高くなる可能性があります。

 

さらに、SMA の投資家は、口座資産を保管するカストディアンによる保管手数料や、ポートフォリオ投資の売買に関連して仲介業者に支払われるブローカレッジ手数料その他の取引関連報酬も負担する必要があります。

 

当社がクライアントの運用資産残高に基づいて手数料を課す場合、クライアントの SMA における資産を増加させることで当社の手数料も増加するため、当社にはクライアントに資産を追加していただくよう奨励するインセンティブが生じます。

 

また、当社が成果報酬（パフォーマンス・フィー）を課す場合、その手数料はクライアント口座における資産価値の増加に対して報酬をもたらす一方で、損失に対して直接的に当社を不利益にするものではありません。そのため、当社には、通常よりもリスクの高い、または投機的な方法で当該口座の資産を投資・再投資するインセンティブが生じる可能性があります。

 

お客様は、投資で利益を得ても損失を被っても、手数料やコストをお支払いいただく必要があります。手数料やコストは、長期的にはお客様の投資収益を減少させる要因となります。したがって、お客様が実際にどのような手数料やコストを負担されるのかを十分にご理解いただくことが重要です。

 

当社との SMA を開設した場合にご負担いただく手数料やコストに関する追加情報は、Form ADV Part 2A の項目 5 および 6 に記載されています。Part 2A の入手方法については、上記の詳細をご参照ください。

 

質問例

• これらの手数料やコストが私の投資にどのような影響を与えるのか説明してもらえますか？
• もし私が 1 万ドルを投資に預けた場合、どのくらいが手数料やコストに充てられ、どのくらいが実際に投資されるのでしょうか？